新年のご挨拶〜18歳人口が大幅に減る2018年問題。大学キャリア教育、採用、育成はどうあるべきか?〜

新年、あけましておめでとうございます。Original Point(株)の高橋でございます。弊社に携わって頂いた大学関係者の方々、人事担当者をはじめとする企業の皆様、よりよい教育を志すメンバーにも支えられ、2018年を迎えることができました。

企業向け人材育成や採用に携わって約6年、大学キャリア領域や企業の採用領域においての価値創造が、これからを生き抜く若者や、企業にとって価値があるのではないか?という想いでMission“やりたいをカタチにできる社会へ”を掲げはじまったのがOriginal Pointという会社でございます。

2017年は2期目に突入し「大学1年生からの産学連携によるキャリア教育」「大学と連携したキャリア領域での研究活動」「ジョブシャドウイング映像化“ハタチのトビラ”のリリース」「RJPをベースとした、ベンチャー〜大手企業での採用支援」等々、様々なチャレンジをさせていただきました。

また、以前からのお付き合いさせていただいている企業やNPOのみなさまとのご縁もあって、意義のあるお仕事にも携わらせていただきました。関係者のみなさま本当にありがとうございました。

2018年は、大学において2018年問題といわれる18歳人口が大幅に減る節目でございます。そういった背景の中で大学キャリア教育や企業の新卒採用・人材育成を支援する我々としても、どのような価値を創っていくべきかをより探究していく必要性を感じています。

大学生に接していると「そもそも働くことへのネガティブイメージ」が強いことから将来を描くことへの期待感が薄く、目の前の大学生活に流されているような印象を受けます。政府や企業の旗振りからはじまったキャリア教育も「キャリア教育=就活支援」といった色合いに変化が生まれつつありますが、その質は疑わしいものがあります。

大学生からすると単位取得は楽だけど、場合によっては憧れない企業人の断面的な話や、ありきたりな自己分析ツールを使って白紙の穴埋めをしていると感じていることもあるようです。大学広告の市場は300億以上ありますが、大学キャリア教育の市場は10億程度にとどまっていることからもわかるように、この質を高める動きをつくっていかなければ、大学から社会へのスムーズな移行は実現されません。

そもそも学生が大学に進学する理由に「学びたい学問があるから」ということ以外に「就職するため」「認められるから」等といった理由も一定数存在する中で、「大学に通う意味とは?」という問いから初めなければいけないかもしれません。

企業の採用活動においては、企業が訴求していることと学生が知りたいことのギャップはまだまだ埋まっていません。新たな採用手法やツールは飛び交うものの、なんとなくの意思決定や早期離職といった課題は当たり前のように存在しています。

また、昨年は企業の不条理な新人研修によって自殺に追い込まれたといったニュースも話題になりました。“しつけ”という名の下の圧迫研修は、職業観が多様化する新入社員に何の価値ももたらしません。唯一恩恵を受けるのは質の低い研修会社と講師のみです。

理想を掲げると、大学教育、企業の採用や育成の現場には様々な課題が山積しています。一方で、課題から目をそらして何となく流されるだけでは、負の循環は断ち切れません。まだまだ微力ではありますが、これまでの取り組みを活かしつつ「やりたいをカタチにできる社会」の実現に向けて本年度も本質的な価値を追求していきたいと思います。2018年も宜しくお願い致します。

※様々な取り組みから「産学キャリア探究レポート」も更新していきますので、ぜひご一緒に探究できればと思います

高橋政成
大学を卒業後、人事コンサルティング会社(株)シェイクへ入社。研修プログラム開発、コンサルティング営業として、100社以上の人材育成に携わる。トップセールスを達成した後、最年少マネジャーへ昇格。その後、既存事業と兼務で、大学向け教育の新規事業を立ち上げ。2016年、大学・採用・組織開発の領域から、新たな価値を創るためにOriginal Point株式会社を設立。
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