Concept

本研究所設立の背景には、2022年までの東京経済大学キャリアデザイン研究所での活動がありました。そこでは、「職務を限定しない雇用」や「新卒一括採用」などの日本特有の風土に合わせたキャリアデザインのあるべき姿を模索してきました。
これまでの研究でみえてきたことは、学問への取り組み方や就活が入社後のファーストキャリアに影響を与えるということ。また、企業内の採用・育成の両方が、入社後のキャリア形成に影響を与えることです。
これからの時代において大切なことは、「学校から仕事への移行（school-To-work transition）」というライフキャリアの視点から、産学での密な連携により社会で活躍できる人材を育む仕組みを構築・改善し続けることだと考えておいます。
本研究所においては、これらの時代やキャリア観の変化を見据え、大学キャリア教育において何を育むべきなのか、企業が新卒採用や若手の人材開発やキャリア開発にどのように向き合うべきかを紐解いていければと考えています。また、プログラムの効果測定を通じた、人が育まれる仕組みづくりの探究を行なっていきます。
次の社会の担い手である若手世代が、未来に熱望し社会に寄与するオーナーシップを発揮できる仕組みを育むために…

研究テーマ

• 学校から仕事への移行期間におけるキャリア教育
• 新人～若手社会人のキャリア開発
• 大学・企業におけるキャリア開発プログラムの効果測定