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TOP-探究レポート-「インターンシップの前に、ジョブシャドウイング?」現場負荷を減らす採用施策とは

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「インターンシップの前に、ジョブシャドウイング?」現場負荷を減らす採用施策とは

就活生が知りたいことが、伝わっているか?

経団連の方針によって、19卒就職活動からは“1日”であってもインターンシップの開催が認められるようになりました。

しかし、実態は「具体的な仕事内容がイメージできない」「メリットばかり語られて、嘘っぽい」といったインターンシップや会社説明会に参加しても「知りたいことが、知れない」という声を学生から耳にすることがしばしばあります。

HR総研究所の2017年採用動向調査によると、「学生が企業選びにおいて重視すること」と「企業が説明会において重視して伝えていること」にはギャップがあるようです。

弊社の大学生意識調査においても「仕事内容」は企業選びの基準において最も重視されており、就活生からすると「自分がどんな仕事を任せられるのか知りたい」という傾向は強いように感じます。

では、その仕事内容はどのように伝えると、伝わるのでしょうか?

就活生の知りたいを実現できる“ジョブシャドウイング”とは?

ジョブシャドウイングという言葉をご存知でしょうか?

米国では定着している職業教育の一種で、社会人の1日の仕事を「体験する」インターンシップとは異なり「観察する」というのがその特徴です。

そう、社会人の1日の仕事(ジョブ)に、影のように密着する(シャドウイング)というのが言葉の意味のようです。

米国や日本ではどちらかというと中学生〜高校生を対象にしたケースが多いですが、昨今は岩手大学や秋田県立大学でも地元企業と連携して取り組まれているケースもあるようです。

企業によって受け入れるにあたっての制約条件は様々ですが「社内業務」から「顧客との打ち合わせ」まで、できる限りオープンにして受け入れられた方が学生も仕事のイメージを湧かせやすいでしょう…

先日は教育業界の興味のある学生に「人事コンサルティング会社の社員の1日」に密着してもらいました。朝8:00からはじまり退社したのは20:00と疲労困憊の様子でしたが、これからの就活に向けて有意義な機会となったようです。

「職場や商談の雰囲気を感じることができてよかった」という感想からもわかるように「働く1日を観察する」ということは、仕事内容を知るためには最も手っ取り早い施策といえるでしょう…

ジョブシャドウイングを取り入れた採用施策とは?

※人事コンサルティング企業(株)シェイクの映像です

ジョブシャドウイングは、採用施策として様々な活用方法がありますが、弊社ではジョブシャドウの様子を映像にして展開する支援をしております。

採用における動画を活用した広報施策は様々ありますが、ジョブシャドウイングを映像化するメリットは3つあります。

1つは、企業の実態を就活を控えた大学生が咀嚼して発信していくことにあります。就活生の目線からすると、企業のホームページや説明会の情報は信じ難い情報の一つだからこそ、大学生が感じたことを代弁致します。

2つめは、伝えにくい職種イメージを1日密着することで具体的に湧かせていただくことです。1分の動画コンテンツには、3,000を超えるWEBページの情報を伝える効果があるといわれています。

3つめは、採用ターゲット像に近い大学生を弊社にて募集-育成をしてジョブシャドウイングに参加いただき、その様子を大学生向けメディア、SNS、大学教育の現場等で展開していきます。

採用においてRJP(現実的な情報開示)という考え方がありますが、まさに企業のありのままの姿を訴求していくことはミスマッチを是正していくことや、その後の定着につながります。こういった構造ができることは、企業にとっても、学生にとっても価値があるのではないでしょうか?

企業が、伝えたいことを伝えるのではなく「学生に魅力が伝わるように施策を設計できているか?」時には客観的に振り返るのも一つかもしれません。

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