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「やりたいこと探しはもうやめよう」ハタチのトビラTalk02 開催レポート

やりたいこと探しはもうやめよう

「やりたいこと」という概念は人生を豊かにする、働くを楽しくするというポジティブなイメージがあります。

しかし、大学生の声を聞いていくと「やりたいことで仕事を選んだ方がいいよ!って言われても、やりたいことの概念が広すぎてわからない」「やりたいことって、みつけなきゃいけないものとしてプレッシャーを感じる」といったネガティブな側面もあるようです…

では、人生100年時代と言われる昨今、自分の人生の方向感覚をどのように見出していくとよいのか?

オトナの入り口となる20歳前後の人生の節目を機に、ちょっと先の自分や未来について考える機会として“ハタチのトビラ”Talk02を開催しました。

マイテーマを探求するというキャリアの概念

「マイテーマは何ですか?」と問われるとみなさんはどんなことを頭に思い浮かべますか?

「自分の人生におけるテーマ」「自分の興味があること」等、人によってイメージは様々でしたが、このイベントでは2人の社会人ゲストの対話から、マイテーマの意味や見出すプロセスへの理解を深めていきます。

現在、次世代リーダーを育てることを目的とした至学館に勤める七條さんは、「教育を通じて、よりよい社会をつくるには?」というマイテーマを探求するためにこれまで様々な教育機関に携わってきたようです。

マイテーマとは、「自分を動かす、探求したいお題」のようなものだと思っており、決して探すものではなく、既に自分の頭のなかにあるものだと考えています。

ゲストの森崎さんは、大学卒業後、大手小売業界の(株)ローソンや人材業界のアデコ(株)を経て現在、NPO法人Teach For Japanに勤めているようですが、マイテーマに意識的になったのは、3年前MBAを取得するために通った大学院の授業がきっかけのようでした。

大学生であっても社会人であっても、日常を立ち止まることで誰もが見出せるものであり、意識的になると自分の人生の方向感覚が掴めるようになるのがマイテーマのメリットだと感じます。

「自分のための探求学習!?」自分を振り返る機会を毎月20日に

マイテーマを言葉にした後は、翌月20日までにマイテーマを深めるための行動を考えます。

例えば、1ヶ月のマイテーマを「人がやりたいことを見出すには?」というテーマを掲げたとすると、「●●先生に会って話を聞きにいく」みたいなイメージです。

マイテーマに意識的になると新たな経験や行動を後押したり、じぶんの目に止まる情報が絞られたり、周りに流されずに自分の意志に沿った行動ができる感覚を持てるようになります。

まさに自分の興味があることを深めていくので、自分のための探求学習といった感じでしょうか…

20代を取りまく環境が変化する中で、これからのキャリア支援のあるべき姿は何のか?イベントを通じた実践を繰り返す中で模索していきたいと思います。

毎月20日に実施している誰でも参加できるイベントです!興味のある方は是非ご参加してくださいね。まずは日常から外れる一歩を・・・

※次回開催は6月20日(水)19:00~の開催となっております。詳細はこちらから

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